意識高い系の聴覚障がい者

健常者と一緒に生活し、2017年に大学を卒業した聴覚障がい者の私が日常生活を綴っていきます。

人工内耳を装用すると健常者より凄い!?

障害者は、健常者より劣っている。

などというのが常套句だ。

しかし、技術進歩の恩恵によって、その常套句が逆転しつつあるのだ。

私たち人間は、雑音の中で生きており、その雑音に悩まされている。

これは健常者も障害者も同じである。

しかし、人工内耳は、雑音を取り除くというシステムが導入され、聞こえの力が上昇した。

さらに、シチュエーションに応じて聞こえのバランスを変化させるのだ。

例えば、工事現場や騒がしいところで話すモード、音楽を聴くモード、音を大きく楽しむモード、小さな音を聴くモードなどだ。

 

普通の耳だと、できないようなことができるのだ。

 

かといっても、この機器をコントロールするには並大抵の努力が必要だ。

 

神経の乱れとストレスがたまるのは前提。

ただし、コントロールすれば、それ相応の利益を手に入れることができる。

健常者と会話したり、健常者が聞き取れる発音、一人で行動。などといったごく一般的な力を手に入れることができるのだ。

 

失聴の耳を普通の耳にするためのツール。

それは、人工内耳だ。