先天性聴覚障がい者の発音の訓練はするべき
私は、幼稚園に入る前に人工内耳の手術を受けました。
母親は、幼稚園入園時から毎週1日、言語訓練ができる所に私を連れて行ってました。
幼稚園が終わったら、車を1時間走らせて、言語訓練士がいる支援センターに通っていました。
当時の私は、みんなは、幼稚園が終わったら、普通に遊んだりしているのに僕は遊べないんだろう。と
支援センターに着くと、発音と聞き取りの練習をしていました。
「ち」と「き」と「つ」が難しかったことを思い出します。
チキンをキチンと言ったり、キチンとしたをチキンとしたと言ったりしました。
いつも、訓練士の先生にやり直しをさせられていました。
その度に、母親に当たったりしていました。
いつも母親は、涙目になって僕の怒りが収まるまで何も言わずに聞いてくれました。
そのおかげで、幼稚園から大学まで、健常者と同じ教室で受け、意見を発したりしていました。
聴覚障がい者は、発音がしにくい特性を持っているため、明らかに違うというイメージが伝わります。幼少期の時はそれを原因にいじめられたりしまいます。
ですが、私は母親が必死に支援センターに連れて行き発音と聞き取りの訓練を受けさせてくれました。
もちろん、発音がおかしくても、真っ当な人なら耳を傾けて対応してくれます。
でも、心のない人はたくさんいます。
平気でバカにしてきたり、ひどい言葉を放ってきます。
人間は訓練や練習をすれば上手になります。
大人になってから上手くなろうとすると難しいです。
だから、小さい子供やまだ大人になっていない子を持っている親の方へお願いです。
どうか、練習や訓練を受けさせてください。
大人になった時に感謝をしてくれます。
何より、子を残して死んでも子は一人で行きていけます。
練習や訓練で、遊ぶ時間や学ぶ時間が無くなっても大丈夫です。
幼い時にしかできないことは、このことです。
健常者も何か努力することがあれば努力しましょう。実りは出ます。