知らない企業がどんな企業かを知る方法
その方法は、3つある。
一つ目は、そこで働いている人と話す。
ただし、人事担当は除くことと入社の意思があることを伏せる。
なぜなら、そこで働くことになったり、そこの会社と一緒にやっていくなら、素の姿を見ておかなければ後で痛い目にあうからだ。
二つ目は、財務諸表を見る。
公開義務がない場合、公開されていないが、公開していたとしたら、その会社は良いかもしれない。
三つ目は、その会社の採用情報を見る。
どのような媒体で、どのような人をどのような条件で雇うかで、ブランド管理をしているか、長期的な戦略が練れているかどうかが分かるのだ。
そして何より、研修を自社で開発しているのか委託しているのかどうかも見極めることが必要である。
自分の会社のために研修をするはずなのに委託をするということは、自分のことが分からないから他人に聞くという滑稽な話でもある。
一緒に開発ということであれば、問題はない。むしろ、良いことだ。
さらに、アルバイトや契約社員の有無よりもそのひとたちにどのような仕事を任せているのかが大切だ。
なぜなら、顧客と接点を持つ場面で、責任を持たない、ブランドストーリーを把握していないアルバイトや契約社員が接点を持つことになると、徹底したブランド管理ができないなことになる。
何事も端から端まで、仕入から販売からメンテナンスからクレーム対応まで徹底的にブランド管理が出来ているかどうかが社内の風通しを判断する上でも必要なことだ。
このように、端から端までその会社のことを調べていたら、いつの間にかどんな企業かがわかるようになるのだ。
これを日本は、たった半年〜1年で数社も調べろということを若者に推奨しているのだ。
日本という政府ではなく、日本人がしているのだ。
恋愛的に見ると、セックスをして相性が良ければ結婚へ!という話なのだ。
ちゃんとした恋愛は、その人がどんな趣向を持ち・・・・ということを知ってからこそ結婚の始まりなのである。
現に、徹底的に調べることをできる人材は、1%もいないだろう。
できているつもりは10%
できているつもりでいるけどしていないのが大半。
そのまま年をとるから、会社の金でプロジェクトをするときにやっと初めて徹底的に調べたりするようになるのだ。
これじゃあ、投資効率も意思決定もできないのだ、だから売り上げは良くても利益が出ないという結果に。
儲けれない、若者。ではなく儲けれない、日本人。