意識高い系の聴覚障がい者

健常者と一緒に生活し、2017年に大学を卒業した聴覚障がい者の私が日常生活を綴っていきます。

人工内耳と補聴器の違い

私は、コクレアの人工内耳を装用しています。

人工内耳とは何か。

人工内耳は、頭の中にインプラントを埋め込み、体外機(Freedom、Nucleus6など※1)で音を拾い、その音を電気刺激に変換することでインプラントに影響を与え、音が聴こえるようにする機械です。

補聴器は、補聴器単体で音が聞こえる機器のこと(参考:リオン社リオネット補聴器※2)を指します。

補聴器は、音を単に大きくする機械です。聞きたい音だけを聞くのではなく、音を拾い、音を大きくするという機械です。

 

そのため、人工内耳の方が脳の神経と密接に絡んでいるため、聴覚障がい者には人工内耳を装用する方が健常者並みの聴覚を手にするチャンスになります。

 

しかし、残念なことに日本では、人工内耳を購入しようとした場合、補助金がありません。

ただし、一定の条件のもとで健康保険適用により3割負担で、人工内耳を購入することができます。

人工内耳は、約100万円します。そのため、30万円は自己負担となります。

補聴器は、地方によって助成金が出たりします。

 

もし、人工内耳か補聴器のどちらかにするか迷う方は、人工内耳を手にしましょう。

 

※1

http://www.cochlear.com/wps/wcm/connect/jp/home/discover/cochlear-implants#

※2

http://www.rionet.jp/reassurance/how/about/index.html